派遣社員だからとボーナスを諦めたらもったいない
2019年5月13日
正社員には年に2回の誰もが喜ぶボーナスというものが存在してきます。
これがアルバイトならもらえることはありませんが、派遣社員ならどうなのかと疑問に思う人もいることでしょう。
まず答えから言いますと、派遣社員であっても雇用形態によってはボーナスがもらえる可能性があるのです。
ちなみに、派遣には「登録雇用契約」と「常用雇用契約」の2種類の雇用形態が存在します。
そして、「常用雇用契約」の場合に限ってはこのボーナスがもらえる可能性があるということです。
では、この2種類の雇用形態の違いにはどういったことがあるのでしょうか。
登録雇用契約
「登録雇用契約」とは、派遣会社から紹介された企業に半年間、1年間といったように決められた期間だけ働くことをいいます。
仕事に関しては全て派遣先企業が一任しているのですが、派遣社員の時給や有給休暇といった部分は登録している派遣会社が管理をすることになります。
ちなみに、本人と派遣先企業の希望が合致すれば契約期間も3年まで延ばすことができるのです。
派遣先企業で働いているうちは全て派遣会社がフォローをしてくれます。
他には、福利厚生の部分もしっかりしており、社会保険に関しても条件が満たしておれば加入することもできます。
そして時給も他のアルバイトなどと比較すると高めに設定されていることが多いのですが、肝心のボーナスといった面でいえばほとんどの場合が望めないとされているのです。
常用雇用契約
「常用雇用契約」の場合、派遣会社に正社員として雇用されるのが大きな特徴となります。
そもそも期間を決めて契約をするわけではありませんので、派遣先で働いていない期間があったとしても給料はしっかりと払われることになるのです。
ちなみに、登録雇用契約と同様、仕事内容に関しては全て派遣先企業が一任しているのですが、給料に関しては派遣会社が全て管理をしています。
しかし、その派遣会社に規定があればボーナスはもちろんのこと、退職金までもらうことも可能になってくるのです。
とはいえ誰でも常用雇用契約が結べるわけでもなく、研究期間や情報技術、工事管理、生産管理システム系のエンジニア職など、技術系の職種に比較的多くみられるのです。
ボーナスがもらえるなら常用雇用契約で働きたいと思うものですが、やはり個人によってはどちらの働き方にもメリットやデメリットというものは生じてきます。
登録雇用契約のほうが働きやすい、常用雇用契約のほうが働きやすいといったように、その人によってベストな働き方というのは変わってくるものなのです。